オースター(復活祭)の休日に家族で隣町のリューベック(Lübeck)に行ってきました。Kielに来てSchleswig-Holstein州に出掛けたのが、実はこれが初めて。店がオープンしてからというもの、休みの日もなんやかんやとゆっくりできなかったから、おそばせながらの行楽へ。
雲ひとつない晴天に恵まれたこの日。35Euroで家族4人がSchleswig-Holstein州内を乗り放題というドイツ鉄道(DB)のチケットを購入。二両編成のこじんまりした列車だが、車両は新車で清潔、快適だった。おまけに乗客も少なくてくつろげる。
途中の駅Plön。列車はこの湖畔をすれすれに走る。さすが北ドイツのスイスと呼ばれるだけあって美しい。広大な湖は5つにまたがり広がっているらしく、遊覧船でのツアーが有名だ。
約1時間半でLübeck中央駅に到着。ハンブルグに次ぐ北ドイツの観光都市…と言われていたが、意外としんと静まり返っている。
駅を出て徒歩5分くらいで有名なホルステン門にお目にかかる。旧50ドイツマルク紙幣の絵柄にもなっていた15世紀の歴史的建造物です。北ドイツ独特の赤煉瓦造りでできているのだが、実はその重みに耐えかねて一部が陥没し、傾いている。よく見ると両脇の等が中央に向けて傾いでるのがわかる。
Rathaus(市庁舎)前の広場。美しい赤と白の対比です。この地下がレストランになっていて、北ドイツ料理をふるまってくれる。ここに到着したのがちょうど昼時だったので早速腹ごなしに向かうことに。
その入り口。重厚な趣です。扉は回転扉。
テーブルは一つずつ仕切られていて、壁には「ブッテンブローク家の人々」や「ヴェニスに死す」で有名な文豪トーマス・マンに関する資料が所狭しと飾られている。ナチスが政権をとるや否や国外に亡命し、ドイツに帰ることはなかったが、作家活動の中で彼のドイツへの郷愁は果てることはなかった。彼の生家は記念館として残っている。
注文した豚フィレ肉のソテーにジャーマンポテト、そして大量のグリーンピースの入ったクリームソース。いかにも!って感じのドイツ料理である。
もう一皿は魚介のグリルの盛り合わせ。鱈、鰊、鮭、海老、ムール貝が入ってました。中央の鰊のバターソテーはこの地方の名物。この二品を家族4人でシェアしました。
で、食後に向かったのがここ。”Niederegger ”Cafe。Lübeckに来たらまず外してはならないお店です。というのはこの街Lübeckの名物といえばMarzipans。これを使ったケーキやお菓子が味わえる由緒正しき老舗の名店なのです。お目当てはこの店が経営するCafeでお茶することだったのです。
娘はマジパン入りのチョコレートロールケーキ。
奥さんは、間にバームクーヘンがサンドされたやはりマジパン入りのカカオのケーキ
僕と息子はバームクーヘン入りのマジパンアイス(!)パフェを注文。メニューを眺めていて「何だこのマジパン入りのあいすとは!?」とのけぞってしまった。実はこれまでマジパンは苦手な方だったのだが、この店だけは別格です。ほんとに美味しい。特にこのマジパンアイスは最高でした。ただし7Euro 30。いい値段取りますな。しかしここでしかこれは食べられん味だ。
お腹もふくれたので街をひたすら散歩。古い街並みが美しく残されているのはKielと大きく違う所。Kielは第二次世界大戦で街並みを壊滅的に破壊されたからな。
テラス席もなぜか閑散としているレストラン。中心部を少し離れるとおだやかなムードが満開になる。
ワイン酒場の入り口。入ってみたい!と思ったけれど、まだオープンしてなかった。
見上げる教会。明るいけれどもう6時前。北ドイツでは夜11時くらいまで明るいとか…。
味のある家並みと町角。
ホントに雲ひとつないいい天気に恵まれました。休日だったのでどこも店が閉まっており、買い物ができなかったのが惜しかった。
まだまだ他の街も訪れてみたいところだ。
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