2009年8月28日金曜日

契約


契約が切れる来年の2月に向けて、今後の自分の道を選択しなくてはなりません。今のレストランに契約更新するか、新たな挑戦をしていくのか、どちらかです。

先週くらいからいくつかのレストランに自分の履歴書を送ってみました。どの店が自分に興味を持ってくれるか、また僕がその気になるか。

昨日、最初に送ったレストランからの返事がありました。内容は「良ければもう少し詳しく話しが訊きたい・・・・」と言うことで、新たに詳細な履歴書とPR(写真なども)を送りました。しかし、ここって実はフランスなのです。「ナント」という、スペインよりの海の近くの町の日本食レストランです。

・・・フランスかぁ・・・、ちょっとやはり無理だろなぁ。フランスに憧れはすごくあるんだけれど。

さてさて、どうなるのやら。


来週末には300人のパーティーの料理を任されました。この規模のパーティーを任されるのは初めてなので気合が入ります。

2009年8月18日火曜日

10年後・・・・


久しぶりの更新。なかなかその機会がなかったです。夏の休暇時期にはお客さんの来店機会が極端に減るのですが、それに伴う人件費や経費の削減など現実的管理業務に追われてしまっていた。

本当言うとのほほんと過ごしていたいのですが、勿論そんなわけにも行きません。

暇は暇なりにやるべきことが目白押し・・・・というわけです。


それにしても、この世界的恐慌、不景気はいつ転機を迎えるのでしょうか? EU諸国の中でも購買意欲の盛んなドイツでも、やはり消費低迷は否めません。今年に入って店を閉めたレストランもたくさんありました。自分ところもうかうかしていられません。


これまでもいろいろな社長、オーナーに出会ってきましたが、それぞれから学ぶところは大きかった。今はその立場を自分に置き換えて、今の仕事を見直しています。


自分ならどうするのか?

自分はどうしたいのか?

どうありたいのか・・・・?


考え始めると夢に見てしまいそうです。

この先の10年、今また新たに視野を見据えています。

2009年8月10日月曜日

新しい命

生まれました! 僕の友人の赤ちゃん。女の子です。名前は「菜緒美・クロエ」 とにかくかわいい。それに尽きます。すくすくと元気に成長してね!!

2009年8月3日月曜日

貪欲なる食欲



海外にいる方々は、日本にいたときに好きなだけ食べられたものが食べられなくなる辛さを本当によくご存知だと思います。

僕もその一人です、もちろん。
例えば漬物、干物がその代表選手で、次いで鮮魚。生卵もそれに入るな。
日本の様な卵に関する衛生管理がないので、当然生卵は食べることが出来ません。サルモネラ菌にやられること間違いなし。鶏肉のミンチですら販売されてません。恐らく卵と同じ理由で。そのくせ豚肉のミンチは生で食べるんですがね・・・・。
そして野菜が美味しくない。みな大ぶりだし雑味。そんなだから漬物にしても美味しくない。
干物と言う概念がこちらでは燻製。だからまったくの別物に・・・・。
スーパーに魚コーナーがない。つまり鮮魚は一般的に流通していない。缶詰か燻製、マリネに限定されている。(昔、魚コーナーはどこかスーパーの店員に尋ねたら、本当に缶詰コーナーに案内された) また北海で取れる魚に食欲をそそられるものはない。どれもグロテスクで品がない。日本の海は本当に豊かな海鮮資源に恵まれている。

そんなこんなで、海外移住者は如何にして日本で食べることの出来た味覚をどう再現するか、と言うところに情熱を注ぐ事になるのです。

写真は先日作った「しそ餃子」。しそは種を日本から送ってもらったものをベランダで栽培。このとき約40枚のしそを使用。そして肝心な餃子の皮は全くの手作り。小麦粉を塩と水で練って一枚一枚作りました。最初は厚さや大きさもバラバラで食べても粉っぽかったけれど、もはや全ての問題はクリア。ヘタに冷凍の高い輸入の餃子の皮を買うよりも数段安くて美味しいのだ。
はい、そして完食・・・です。ごちそう様でした。


こういった台所事情からも、「やればナントカなる」「あかんでもともと」「人間その気になれば何でもできる」といった教訓を得ることになるのでした。