大変なことが起こった。かつて阪神淡路大震災の時もそうだったけれど、自然災害そのものを喰い止めることは不可能に近い。ただそれに備えることと、それにどう対応するかだ。それを怠ったために引き起こされる災害は、甚大なる人災でしかない。
今は僕にできることは至極限られている。朝、店に向かう道すがら、何ができるだろう…と自問。救援物資や義援金”Geldspende”を募ることができないか。ここKielでは長く日本との友好を結んでいる都市でもある。戦争中もその友好は途切れることなく、今年で150周年という。店には連日多くのお客様が来て下さる。その方々に訴え、被災された方々への何かの力添えができないか。それをオーナーに提言したら、同じことを考えていたという。早速義捐箱を設置し、オーナーと二人、まずは心ばかりを募金。
するとニュースを聞きつけた方は電話で我々親族のことを心配し、また心をねぎらうコメントを下さったり、中には直接店に出向いて声をかけて下さったり。
設置した義捐箱。実は今日の営業だけでも200Euroくらいの義援金が集まりました。この一歩は小さいけれど、大きな力となってくれることと思います。
被災された方々、今もこの寒さの中、多くの不便を強いられていることと思います。しかし、世界は今まさにこの震災に力を一つして動きはじめています。あきらめないでください。お願い致します。
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