昨日の休みに友人宅で今が旬のFederweisserを頂きました。
地域によりBitzler、Sauser、Rauscher、Brauser と呼ばれるドイツ秋の味覚Federweisser(フェダーヴァイサー)はワインになる途中で生まれるぶどう果汁です。発酵中、樽の中でフレッシュな果汁と共に酵母が活発になります。ぶどうの糖分がアルコールと炭酸に変わり、果汁も白く色付きます。この自然に発生する白色がグラスに注がれるとき、羽のように見えることからFederweisser(白い羽)と名付けられるようになったそうです。
このFederweisser,甘いぶどうジュースに似た味がしますが、発酵が進むにつれアルコールはさらに含み辛口になります。アルコールが4%くらいになると出荷され、その後も発酵は進み、最終的には11%にまでなるぶどうの発泡酒。その昔、冷蔵輸送の技術がなかったためにワイン生産地でしか手に入らなかったのですが、今ではスーパーやワイン専門店で秋の到来とともに気軽に手に入れることができます。出荷後もそのように発酵が進むために瓶を栓することができない。破裂の恐れがあるからです。当然、日本ではお目にかかれない逸品・・・と言うわけです。
甘くて飲み口もいいし、ついつい飲みすぎてしまうのですが、アルコールはしっかりあるので要注意です。
しかしこの日友人と二人で二本を飲み干してしまいました。あてはフランス土産の鴨のテリーヌと、フォアグラ。贅沢にこれらをパテにしてバケットを頂く。辛口のサラミと濃厚なパルメザンチーズにブリーチーズ、これらがまたFederweisserに合うんだな。こまったこまった・・・。
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