2009年12月13日日曜日

不満足




僕の仕事は感覚的すぎるきらいがある。
直感で何かを判断し、選択することがある。

もし経営者なら、そこに数字が存在する。データだ。損益分離点、F/Lコスト、人事生産性・・・・・。

結果として、その選択(直感的判断)は結果を伴って成果に結びついているが、もし僕が独立して資金運営していくとなると、はたしてどこまで通用するのか、そこが大いに不安だ。
自分の弱点を知っているだけ、まだ救いがあるだろうという、加護な判断だけで、現実問題「歩」を先に進めるわけには行かない。
もう40なのに、なんてだらしないんだろう。

それでも敢えて、僕は僕の求める店へのビジョンを下にまとめてみようと思う。


店はチームである。一人の料理人の腕だけで客が集められるというのは大いなる過信だ。
まずは優秀なサービス係の存在が必要。料理の腕前はその次。
如何に、優秀なサービス係を育てられるか。
日本のカスタマーサービスは、ここドイツでは確実にビジネスチャンスに繋がる。ホスピタリティ精神に伴うサービスを、飲食店で実践していく。それは顧客満足ではなく、顧客感動だ、と述べたのは、確か「東京ディズニーランド」について書かれたビジネス書だったっけ・・・。

料理は常にぶれないレベルと、向上していく野心。これが必要。
同じ料理を提供の仕方、演出の仕方で、売り上げを逆転してきた例を、僕は何度も見てきた。
料理人は、客のために存在しているエンターテナーであるという自意識が不可欠。
そのテーブルを、料理で如何にどう感動させるか。味なのか、ボリュームなのか、提供方法なのか。発想の転換ができなくなったら、料理人はおしまいだと、僕は思っている。


・・・・ふぅ。何だろう。この自分への不満足は・・・・。


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