2009年12月27日日曜日

故郷 ~ふるさと~

~ 清水寺~


ドイツに帰ってきました。短く、それでいて、またいろいろなことを考えるには濃密な時間が、故郷には流れていました。

正直言って、僕は故郷を捨てた気持ちでいました。事実、再び会うこともない人もいるのですが、それでも僕をやさしく、そしてあたたかく迎え入れてくれる人たちがいることに、胸が熱くなった。


~産寧坂~
もう先のない義父は、別れ際にこう言いました。
「気ぃつけて・・・」
病に伏してなお、長旅を案じてかけるその言葉に、ふかい想いを感じ、目頭が熱くなった。
おそらくは、もう二度と会うことはないその義父の言葉に、いろいろなことを考えさせられた。

~京都タワー~
懐かしい職場を訪れた。「今頃何しに来たんや」とあっさり返されたらどうしよう、なんて考えていたけれど、社長はじめ、社長夫人、専務、部長、調理部長、各部門長の方々から、多くの励ましの言葉をいただいた。
「1年で音を上げて帰ってくるだろうと思っていたけれど、なかなかお前、根性あんな!」「大したもんや」また背中を押していただいて、また一歩先に歩み出す勇気を下さった。
僕は、一人じゃない。
その多くを、人生は熱く語りかけてくる。
「感謝」という言葉が、出会う人の数だけあるような気がする。

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