2010年10月27日水曜日

auf dem Schulweg

日毎に日が短くなってきています。毎朝のvhsへの通学も、出かけるときはこんな感じ。時刻にして午前7時45分くらい。朝の8時前でこの暗さだから、これから冬に入ればどうなるのか…。


Kölnにいるときにも最初驚いてましたが、子供たちの通学はまさに過酷だな…と。でもこっちは地域で学区が決まってないから、自分たちで好きな学校に通えます。だから基本的に親が出勤前に子供を車で送っている風景をよく見ます。


我家の家の前はバスの始発停留所。学校がはじまるとけっこうにぎやかになります。我家では月間フリーパスチケットを購入。パス1枚で、13歳までの子供の同伴がタダ。おまけにこのチケットを家族で使いまわしている。


 停留所に掛っているTV番組のポスター。ドイツの料理番組です。真ん中の人、こちらではタレント兼料理人…みたいな方で、割と新聞や雑誌、なんかにもよく登場している。でもこっちの料理番組で作る料理で美味しそうに思えたのは皆無。



~ 閑話休題 ~


 レストランの改装工事、真っ只中。少しずつ形になりつつはあるものの、まだやるべきことが目白押し。前途洋々…とはいきませんね。


これも産みの苦しみ…ってやつですか。厨房から見える裏庭。リンゴとプルーンが実っていました。

2010年10月24日日曜日

der Spinatsalat

今日の晩御飯は"ほうれん草のサラダ"とパンだけ。土曜日にビールの買い出しにも行けなかったので、アルコールも一切抜きです。


ドイツでは日曜日に買い物はできません。ありとあらゆるお店が閉まってしまうから。Hamburgでは例外的に日曜日に開いてるMarkもあるんだけれど、これはほんとに稀。Parisに行った時、日曜日でも開いてるスーパーを見つけて感動したもんだ。だから去年日本に帰った時、コンビニ見つけて「おおおぉぉぉぉっ!」って小声で唸ってしまった。


ドイツの”日曜日一斉閉店政策”は宗教的な理由のため。日曜日は静かに心と体を休めるためにある、というのが基本的な考えのようです。だから日曜日にビン類を捨ててもいけないし、家の中を工事してもいけない。お店を勝手に開けると法律で罰せられるし、ただし、年間で決められた日数だけ特別に店を開けても良い、という風に近年法律も改正されてきた。しかし、こういう日に喜んで買い物に行っても、働いている人はもう明らかに「なんで働かせられるんだ!」って不服そうで、ぶっきらぼうで、決して心穏やかな感じがしない。だからやっぱり日曜日は家でおとなしくしておいた方がいい。

明日は新しいレストランのためのメニューを含めたミーティング。オープンの日取りは11月13日(土)の予定。冷蔵庫など機材の搬入次第で翌週の土曜(20日)になるかもしれない。いずれにせよ、…いよいよ…って感じです。やはりこれだけ現場を離れていると、体がなまってしまいます。
一日でも早く店が完成することを願ってwww

2010年10月22日金曜日

Haselnüsse aus Frankreich

vhsに通学する道すがら、街路樹から落ちて路面を敷き詰めている小さな実があります。それがHaselnüsse。日本名は”ハーゼルナッツ(セイヨウハシバミ)”。クッキーやチョコレートなんかにも入ってますね。毎年秋、実りのこの季節にはスーパーに色んなナッツが出回っているのですが、毎朝路面につぶされたこの実を鳥たちが啄んでいるのを見ていたら興味をそそられてしまいました。そんなわけで今日スーパーで買ってみたのです(フランス産です) 毎朝見る実よりもプックリと丸くて大きい。


見た目はドングリみたいな形をしてます。殻がかなり固くて、本来それ専用の道具で割れば簡単なのですが、手っ取り早くペンチでパキパキ割って食べてます。これがなかなか美味しい。最初は微妙かな…と思いきや、食べすすめていくと、ほんのりと甘く、病みつきになります。しかし固い殻を割るのは容易でなく、おかげで食べすぎにならず丁度いいかも。


2010年10月21日木曜日

Reeperbahn

出来上がったパスポートを受け取りに再びHamburgに行って来た。天気予報は雨…気になる所でしたが、最初のうちは天候に恵まれていた。しかしKielと同じ。天気が良くても風が冷たい。風が舞う北ドイツです。
パスポートを受け取った後は、以前から気になっていた日本料理店に行ってきました。Nouvelle Cuisine Japonaise と看板に掲げているだけに、モダンな洋食屋さんという感じ。今年オープンしたばかりの新しいお店で、寿司がメインではないので僕とはジャンルが違いますが、やろうとしている方向性に近しいものを感じていたので、一度は拝見しておかないと…と思っていました。


 しかし正直な話、こちらのお店に行った方からあまりいい話を聞いていなかったので、…それでも僕は自分の目と鼻と口で確認しない事には納得がいかないので、やはり行って来た、という次第です。
普通のレストランで食事をする時よりも、同じ海外で日本食をしている店と言うことでついつい辛口になってしまうのですが、お味はけっこう美味しかったです。僕が注文したのは”イベリコ豚の紫蘇挟みカツ弁当”7.50Euro。揚げものは熱々で、お肉も柔らかくジューシー、ただあまり紫蘇の香りはしなかったけれど。またお米が美味しかった。少しやわらかめですが、もしかすると本当の日本米を使われているかも。

ただ味はともかくとして、来店したときのお客さんは僕を入れて5人しかいませんでしたが、、料理が出てくるのに30分かかったのは…どうかと思います。Lunch時ですからね。 もう少し厨房での準備やオペレーションを見直すことと、Kellnerin(ホール係)と厨房の連携を考え直す必要があるかと思います。でもね、これはこれから自分が働くお店でも大きな課題となることでしょう。人ごとじゃないや。

 雲行きが怪しくなってきたHamburgの空。それでもせっかく来たんだから郊外をお散歩することに。しかしこれが失敗でした。だいたいこの大都市を行き当たりばったりで歩きまわるなんて無理がある。しかも崩れゆく天候の中で…。

 その果てに偶然たどり着いたのが…ここ。”Reeperbahn”という地域。えーと知る人ぞ知るこの地名はハンブルグザンクトパウリ地区にある歓楽街としてドイツ国内でも屈指の知名度を誇っているとっても危ない地域なのです。

 歩けども歩けどもピンクなお店がどこまでも…。話には聞いていましたが、いやぁ、こりゃぁすごい。犯罪件数もかなり高く、ワールドカップの時は厳戒態勢だったとか。
しかしこの地域の何がすごいって、かの”The Beatles”が世界的に有名になる以前に活動の拠点にしていたことで大変有名なのです。


 僕としてはこんなお店が並ぶ隠微な雰囲気と共に、この道をJohnやPaulが歩いたのか…なんて想像すると、もうなんか頭の中は興奮状態でした。(あくまでThe Beatlesのことで)


 1989年、大阪城ホールにRingo StarrがEaglesのメンバーを引き連れてに来日したRingo Starr all his BandのLiveに行った時も浮足立っていました。なんせThe Beatlesのメンバーが来日したのは23年前の武道館以来だったから。あんときは興奮した。Live中盤で”Yellow Submarine”をRingoが歌った時は目眩すら感じた。でもそれを友人に話したら、「でもRingoだろ」と、すげなくコメントされたのを覚えている。RingoだってあのThe Beatlesとともに時代を歩んだんだぞ、と思いつつも否定しきれない一面もあり、すこしがっかりした。えぇ、自分に…ですが。


おりしも今年はJohn Lennon生誕70周年、いやぁ記念すべきHamburg訪問だ、と一人感慨深くなっていました。
結局風に吹かれて、雨にも打たれ、、けんもほろろに夜のRE(快速電車)に乗ってすごすごとKielに帰ってきました。…それにしても外出するには厳しい季節になったものだな。

2010年10月18日月曜日

die Radwanderumg

つづく好天の為、日曜は運河沿いをサイクリング。

Levensauer Hochbrücke。この橋の土台は1893年に作られている。かつてはこの橋にがっしりした赤煉瓦作りの門が施されていたが、大戦の徹底的な空爆で破壊。それでも欄干だけは頑丈に今も残っている。近くで見たけれど、かなり迫力がある。

 Nord-Ostsee-Kanalのほとり。静かに何隻ものヨットが進んでいく。優雅なものだ。

川向うの丘。この少し手前にはフィッツジェラルドの「華麗なるギャッツビー」に使われるような白い邸宅が見えた。まるで住む世界の違う人々の暮らしがある。とうてい想像できないけれど。

運河を離れて岸を上がると…続く平原。なんだか「赤毛のアン」みたい。でももちろんここはドイツです。つづく緑は"Kohlrabi"。日本名は 「カブキャベツ」 日本ではお目にかからなかった野菜です。葉っぱはほとんどの人が捨てますが、炒めると美味しいです。カブの部分はスライスにしてサラダに。また漬物にもなります。

畑の中の並木道。この平原を吹きすさぶ風はすさまじいはずなのに、しっかりと大地に根を張り、逞しく空へのびている。

 歩けども歩けども…、まるで世界が静止したような、もしくは時間がゆっくりと間延びしたような、不思議な感覚が訪れる。

草原の終わり。農家を過ぎて少し行くと新興住宅地に出る。見慣れた場所にふっと出ると、我に返った。なんだか夢を見ていた気分だ。ほんの少し離れると、まるで知らない世界に入り込んでしまった。なかなか面白いサイクリングでした。

2010年10月17日日曜日

die Herbstfärbung

土曜日の散歩道。恵みの週末の好天。先週でこんな気分のいい週末はもうないかも…なんて書いたけれど、そんなはずはないよね。実にいい天気でした。

 しかし天気はいいけれど、空気はしっかりと冷え込んでます。もはや手袋にマフラー、帽子は欠かせません。
見上げると澄んだ秋の空に紅葉が美しい…なんて歩いてると、ぬかるみにハマりました。道端で泥を拭っていたら、通り過ぎるドイツ人に哀れに眺められてしまった。…だからウ○○チじゃないって! このやろー。

2010年10月13日水曜日

die Mahnung

”die Mahnung” 訳すると督促状です。なんのと言うと、vhsのドイツ語講座の授業料です。
おいおいおいおいおいおいおいおいおい! …って、思わずうなりますよ。僕はとっくにStadtkasse(役所直属の支払窓口で)ちゃぁぁぁぁぁんと、現金で払いましたっ! Rechnung(領収書)だってちゃんとあるから、明日学校に行って事務局で文句を言ってやる。

全くこっちの役所はまともに仕事をしない癖に、こういう支払い命令だけは迅速手続きを敢行している。ただしくれる方となると全くおそぉぉぉぉぉぉぉい! たとえば児童手当。こっちに来た当初申し込みをしたけれど、実際もらえるようになるには4か月かかりました。パスポートのコピーも提出しているのに、我々を韓国人と間違って支給資格に該当しないなどと言ってきた。(韓国はドイツと協定がまだ結ばれていないので児童手当は支給されないそうです) ほんと、お役所なんだからもっと信頼できるお仕事をお願いいたします! ふぅ…、やるせないなぁ。

写真は話題と関係ありません。あしからず。ちなみにこれは、去年のOktoberfest に行った時のもの。女の人ばかり撮ってたみたいだな。

2010年10月12日火曜日

Japanisches Generalkonsulat Hamburg

”Japanisches Generalkonsulat Hamburg” つまりハンブルグの日本領事館のことです。僕のパスポートが来年1月で切れてしまうので更新の手続きをしに行ってきました。8月にも行きましたが、あまりの街の大きさにちょっと参ってしまっており、今回は中心地から少し離れたMilchstraße(直訳すると"ミルク通り")という所に行ってきました。

人伝でおしゃれなブティックやアンティーク小物を扱う店があるということでしたが、思ったほど店が無くて残念でしたが、ただ散歩するには気持ちのいい街並みで、通りもこじんまりしていてホッとしました。
お昼はこの界隈にあったイタリアンでとることに。

息子が注文した”自家製バジルペーストのスパゲッティ、パルメザンチーズ添え”頑張って自家製のバジルソースを使ったのはいいけれど、にんにくをもう少し効かせた方が味の輪郭がはっきりしたはず。残念ながらパスタはややゆで過ぎ。6.60Euro

 
 僕が注文したズッキーニにトマトとひき肉のライスを詰めて焼き上げた”ラザニア風”。手間暇かけてるし、味も悪くない…けれど、これランチに一人で食べるには退屈な品。特に日本人には重たすぎる。それほど大きくない器に入ってくるが、なかなか手ごわかった。6.80Euro

 妻の注文した”自家製ピザ”。トッピングはアーティチョーク、ペパローニ、マッシュルームにオリーブの実。生地はカリッと香ばしく、ボリュームも満点。ただ妻はオリーブの実が苦手で、結局僕が始末する羽目に…。僕はもう少し塩味が効いてるジューシーなオリーブの方が好きだ。これは少し味気ない。5.90Euro

 いずれもお値段を思うと悪くない内容でした。ただね、値段が安いからといるっても、もう少し上を目指してほしい…というのが本音。今回は利用したけれど、次は違う店を試します。


夕日を受けるRathaus(市庁舎)。中心地に戻り、近く友人の誕生日の為の買いだしを…。

「おぉっ!」
中央駅で見かけた人気者。彼は立派に世界をまたにかけて仕事をしています。見習わなくては!

2010年10月11日月曜日

das Ausflugswetter

恐らく、週末にこれだけ天気のいい日は今年もうないだろう…なんて大げさに考えてしまえるくらいのいい天気だったので、以前行ったFriedrichsortまでサイクリングしてきました。写真の灯台はKielのポストカードにも使われ、この周辺は夏のシーズンにはものすごい人だかりができるそうです。
灯台は海の中にあるように見えますが、実は干潮の時には砂浜が繋がって、歩いて渡ることができます。この時も海底が見えていたので渡れなくはないのですが、赤いクラゲがちらほら…。


こちらは浜辺にあるcafé。天気もいいし、サイクリングしてきたからビールでも…と思いましたが、今日は自分でも珍しくLatte Macchiatoを注文。なかなか外で飲むにはもう風が冷たくて…。それでもビール飲んでる人は飲んでるんだけど。


しかし、これグラスが熱すぎ!注文して自分でテーブルまで運ぶんだけど、思わず放り投げそうになった。せめて一言ってくれたらいいのに。僕以外にも「あちーっ!」ってなってる人いたからなぁ…。

 

それでもテーブルはほぼ満席。儲かりまんなぁ。しかしせっかくの週末でも雨が降ったらおしまいだな。冬はやっぱり閉めてるんだろうな、何にも書いてなかったけど。


 caféの入り口に刺さってる2本のフォーク。これが目印です。何ともかわいらしい。


気持ちの良い昼下がりです。心も自然と丸くなる。


帰りに乗った運河を行き来する渡し船。僅か2分ほどの乗船ですが、タダです。いつもは高さ40mの鉄橋を渡って行きますが、この渡し船の話を聞いていたので、帰路にこのルートを試してみた。
おんぼろで、上の展望台みたいなところで船長がけだる~くタバコをくゆらせながら運転しており、もしなんかあって転覆しても諦めるしかないな…って雰囲気の船でした。
ゆる~い感じがけっこういい味出してます。


火曜日からはvhsドイツ語講座の”schritte*2”がスタートします。店のオープンは11月上旬予定。どこまで受講できるか分かりませんが、行ける所まで頑張ってみます。

mein Garten


 我家の庭に咲く苺の花。前の住人が残して行ってくれたのですが、まず我々の口に入ることはありません。なぜなら、徘徊する野ネズミやリスによって真っ先に食べられてしまうからです。それでもここに現れるその小さな生き物たちを眺めるのは、一つの小さな喜びであり、今日もせっせと雑草を抜き、水をやり、世話をし続けるのです。


 これはKölnから持ってきたペパーミント。Biergartenで無料配布していた鉢を4つ頂き、ここまで育てました。わさわさと成長し、種を作り、どんどんと成長を繰り返している。


庭の角地が荒れていたので石を配して整理し、菖蒲の球根を20ばかり植えました。うまくいけば来年の春に美しい紫の花を咲かせてくれるはず。

2010年10月10日日曜日

die Herbstferien


子供たちの秋休みがはじまりました。生意気に2週間もあります。
先日息子が通う学校のElternabend (父兄懇談会)に行ってきましたが、親が担任に言った意見に思わず唖然としました。と言うのは、一週間の中で木曜日が一番授業が多く、下校も遅くなるのですが、この日に宿題を出すのは問題があるのではないか、ということなのです。おまけにせっかくの週末なのだから、子供が強いられるストレスはもっと軽減されるされるべきだ! というのです。
「なに言うとんねん!!」という私の胸の内はざわついたまま、なにも発言することができなかったわけですが。情けないです。

2010年10月7日木曜日

20Jahre Deutsche Einheit

 10月3日はドイツ統一20周年の記念日でした。写真のパンフレット(と言っても110ページ以上の立派なBuchですが)は、ドイツ連邦政府が発行した統一以降のドイツの歴史をまとめた内容となっています。このパンフ、駅前の広場でイベントをやっているときに頂いたもの。しかし、実は3日ではなく、9月26日。どうせやるなら記念日に…と思いますが、理由は分かりませんでした。
で、統一記念日当日はどうだったかと言うと、実に静かでした。街全体が。なぜか…。これは僕自身が勝手に考えることなのですが、世界が一目置いてくれるほど、ドイツ統一は世界平和を揶揄して語るような安易さは、この国には未だない、という現実が大きいのではないかと。
何しろ未だに西と東の社会格差は大きいし、この格差を補うための政府の政策とそれに伴う資金は、現代ドイツ国民の大きな悩みの種、目の上のたんこぶ、なのです。


~ 閑話休題 ~

 黄昏の風景…。10月に入り、日が暮れるのも早くなりはじめました。秋の空です。

公園の木々も色付きはじめています。これは緑と黄色のグラデーションがあまりにも美しかったのでワンショット! 

ところで、いま通っているvhsのドイツ語初級講座も今週で終わり。色々勉強になりました。
一番大きな成果は、間違いは気にせずに、まずは一歩前に出ること。話し始めることが肝心! と言う事に気付いたことですね。これまでの僕は間違ったら恥ずかしい、という意識がものすごく邪魔していました。でも世界中の様々な国の人と一緒にデタラメな英語と習いはじめたばかりのドイツ語で傍若無人に話していると、これまでの「はずかしい」意識がとてもちっぽけなものに思えてきたのです。これに気が付くのに、僕は何と3年半もかかってしまった。…いや、でも気付けて良かったです。 …というわけで、ドイツ語2級も引き続き受けることにしました。途中仕事がはじまるかもしれませんが、できる所まで、せっかく今ある時間を有効に使って勉学に励みたいと思います。

それにしても40にして再び(僅かではあるけれど)学生生活を味わえるとは思わなかったな…。この機会を与えてくれたオーナーに感謝しなくっちゃ。

2010年10月2日土曜日

der Spaziergang

 先日妻と街を散歩していて見かけた広告。Kielのインターネット会社の広告なのですが、よく見ると寿司が使われています。しかしこの巻き寿司のネタが”タコ”……。しかも切れてない状態のものがにょろん…と。
まぁ、伝えたいことはネット回線があれば、顔見知りの人(kenner)と東洋の人(Exoten)も身近につながる…みたいなことを言いたいのでしょうね。しかし、今現在まともな日本料理の店がないこのKielで、東洋文化に寿司を持ってきてどれくらいの認知度に繋がるのか分かりません。もしくは、寿司文化への強い憧憬の表れと受け取っていいのか? 

Kielの目抜き通りにあるCafeの一角。久しぶりの好天ですが、風は恐ろしく冷たく、勢いがあります。それでも我慢大会のようにテラスでカフェしているドイツ人を見て感心します。いや、呆れている…というのが正直な感想。寒くないのだろうか? 体脂肪率が違うしなぁ…。

ところで以前紹介した運河にかかるものすごい高い橋。これ何でも高さが40mほどあるらしいんですが、今週木曜日の夜、この上を自転車で飛ばしていた男性(31)が風にあおられて橋の下に落下したようです。
 しかも落ちたのが運河ではなくて、運河沿いの道らしいです。(写真は以前撮影していたもの)確かに足がすくむほどの高さだし、柵はしてあるものの、座高の高いロードレーサーなんかで走ってて、風にあおられて勢いよくぶつかれば間違いなく真っ逆さま…。
2006年にも同様の事故はあるようですが、その後の柵への改善はされてないみたい。日本なら自治体が神経質になってものすごいバリケードを作って、その為なら外観や景観もそっちのけで取り組むところだろうけれど、さすがドイツです。事故の責任は自己責任…なんてブラックな洒落が聞こえてきそう。これでは亡くなられた方も浮かばれないだろうに…。